【感染注意!?】W杯出場の代表選手を脅かす “FIFAウイルス” とは?
2018年サッカーワールドカップロシア大会まであと100日を切りました!!
国際Aマッチデーや、W杯などのインターナショナルウィークの時期が訪れると、代表サポーターの方は待ち遠しいかもしれません笑
しかし、
サッカークラブのサポーターは所属選手が代表に選出されると、誇らしいと思うと同時に、どうか怪我をせずに帰って来てほしい、コンディションを落とさずに帰って来てほしいと願う人が多いです。
それも事実、代表に招集された後にコンディションが整わず思ったような活躍ができない選手、怪我をした状態で戻ってくる選手が多くいるからです。
“FIFAウイルス”
この言葉を知っていますか?
ネットやTwitter、はたまたサッカーの記事でこのマニアックな用語を見た方もいるかもしれません。
今回はこの少々マニアックな用語について説明したいと思います
FIFAウイルスとは?
厳密な定義はないが、
W杯や国際Aマッチデーでの代表ウィーク後に、選手が蓄積した疲労によって所属チームでの調子が落ちたり、ケガをしてしまったりして苦しむことを揶揄する言葉のことです。
主に代表選手が多く所属しているいわゆる欧州のビッグクラブ(レアル、バルサなど)はこのFIFAウイルスの影響を受けやすいことで知られています。 特に代表ウィーク直後のリーグ戦では、所属選手のほとんどが代表選手である場合が多いため、スタメンの選手は疲労が蓄積しているために思ったようにプレーできず、波乱の結果となりやすい傾向があります。
世界での主な例
皆さんの記憶に新しいのは、2014ブラジルW杯でのネイマール選手の負傷ではないでしょうか?
サッカー王国ブラジルでのW杯、
優勝が絶対条件とされていたなかで迎えたコロンビアとの準々決勝でネイマール選手はコロンビア代表のスニガ選手の膝蹴りによって腰椎骨折してしまい途中離脱。
その影響があったかは定かではありませんが、
準決勝のドイツ戦では通称:ミネイロの悲劇と呼ばれる 1ー7 での信じられない大敗を喫しています。
ブラジル国民だけではなく、世界中の人がネイマールがいたら今頃どうなっていたのか、、と思ったのではないでしょうか?
特に、当時のFCバルセロナのサポーターの方々は気が気でなかったと思います。
ちなみに、ネイマール選手はこの負傷で1カ月以上負傷離脱しています。
FIFA主催の試合で28日以降の負傷離脱がやむを得ない場合は、 FIFAはクラブ側に対し選手が復帰するまでの間、給料を払う義務が生じるようで、実際に FIFAはFCバルセロナに給料を支払ったそうです。さすがにそこはちゃんと配慮してくれるんですね(^_^;)
また、
上に示した例のみならず、日本代表の主力選手は主にヨーロッパを主戦場としているために、日本で開催されるW杯予選、親善試合の後では、時差、環境、気温などといった原因でコンディションを落としがちです
危なかった例
・日本代表欧州遠征、浦和レッズ所属の主力選手、ACL決勝を前に大量招集
これは浦和サポーターの間でも話題にもなりましたが、11月に行われたブラジル、ベルギーとの欧州遠征に当時ACL決勝を控えていた浦和レッズから西川、槙野、遠藤、長澤、興梠の5名を招集した例がありました。結果はご存知の通り、浦和レッズは決勝でアルヒラルを破ってアジア王者となったワケですが、欧州遠征の試合で誰かが怪我をしてしまっていたらと考えるとゾッとします。
色々とウダウダ言ってしまいましたが、
サポーターの方なら自分が応援しているチームから代表選手が輩出されるのは誇らしいことであり、世界で活躍して名を挙げてほしいと思っているはずです。W杯に出場する選手を応援しましょう!!